2015年02月

2月はインプット強化月間

みなさん、こんにちは。

暖かくなっては寒くなって、まさに三寒四温で春に向かってるって感じですね。
早く春になってほしいです。。

さて、今月はライブをなんと3本も聴きに行く事ができました。
東京から師匠のスーパーベーシスト坂井紅介氏のライブ2本と、ニューヨークで15年活躍中のピアニスト百々徹さんのライブ1本。

本物を生で聞くのはどんな練習よりも効果的だと思うんですけど、ほんと今回もそうでした。

紅介さんはこのブログをたまにチェックしていただいているようなので、色々感想を書くのははばかられるというか緊張するので、あまり書けないのですけども・・・
日本を代表する音楽家に必要なものは当然のように揃ってらっしゃってて、その上にある遊び心や歌心が共演者と化学反応を起こして何かが起きる、そんなライブでした。いつもめちゃくちゃ楽しそうなんです。
身体のどこを切ってもスライスしても音楽家なんだなと思います。

いかに自分がつまらない演奏をしていたか、つきつけられる、、、そんな2日間でした。
経験値や技術的なことは当然まだまだ足りないので、そこは結構頑張ってやらないといけない、アスリートでいうなら筋トレみたいなことだと思うので、そこが出来てるとか出来てないというのは自分の中で消化していかなくてはならないことなのですが、それ以外の要素で今からでも変えられる事って有ると思うんです。
そういうのを改めて教えていただいた、そんな2日でした。

そして谷町9丁目のSUBの店主、長谷川朗さんの旧友でもあるピアニスト百々徹さんですが、実は学生の頃に友人のピアニストが百々さんの1stアルバムをめちゃめちゃ聞いてた時期があって、ついでに私も聞いていたんです。
その頃はスゲー!!何やってるかわからんけどすごいカッコいい!みたいな感じでした。ああ、ニューヨークってこんな感じなんだよなー☆☆(遠い目・・・)みたいな。
そしてまさか大阪の小さなライブハウスで至近距離でライブが聞けて、そのあとアフターセッションできるとは当時は想像もつかなかったでしょう。

百々さんのしょっぱな一発目のボイシングの響きが、SUBのアップライトピアノとは思えない音色でした。
どこかええ所のスタジオで録音したアルバムです、みたいな演奏。驚く程綺麗なんですけど、生感がない。それくらい完璧な雰囲気でした。でも、その後メンバーの音がどんどん重なっていくに従って生もの感がでてくるんですけど、まあすごい演奏でした。
この日のメンバーがまた全員よかった。フロントにトランペット広瀬未来くん、テナー長谷川朗さん、ベース坂井美保ちゃん、ドラム木村紘くん。
広瀬くんは去年に10年滞在していたNYから帰国してきた若きミュージシャン。彼の曲も何曲か演奏してましたが、難しそうだけどとてもいい曲だった。百々さんと広瀬君はNYでも一緒に演奏してたようです。彼らの曲やアレンジは大阪にいることを忘れてしまう程クールでした。譜面も難しそうで、演奏してるみんなの姿はまるでbrian blade & the fellowship bandみたいな。あそこまでガチガチ編成曲ではないけど、うまくいえませんが、「楽しい学び 楽しい遊び」みたいな。伝わるかな、、あー語彙力ないわ・・・。

ドラムのヒロくん、彼もバークリー卒業したのちNYに少しいて、去年日本に帰国した有望株のドラマー。出身が兵庫の明石だということと朗さんと古くからの知り合いということでなぜか定期的にSUBに出演してるんですけど、この日もしびれる演奏でした。最近出会った中で一番好きなドラマーかも、くらいカッコいいです。

店主朗さんのサックスも、毎度の事ながらカッコいい演奏なんですけど、やっぱりこの日はいつもよりすごかった。朗さんの演奏を聞いて、いつも思うのはジャズってええな、ってことです。古い曲から新しいものまでジャズの要素を余す事なく歌にして叫んでる、そんな感じで、いつも胸が締め付けられそうになります。

朗さんも7年ほどNYにいたので、全員アメリカ帰りかと思いきや、ベースの美保ちゃんは今年大学を卒業したばかりで最近めきめきと頭角を現している彼女。猛者たちに囲まれて大丈夫かなと思ってたんですけど、はっきり言ってめっちゃかっこよかった。彼女のベースは素直でシンプル。なのにちゃんとグルーブしてるのです。
このシンプルさとピュアさがあれば無敵やと思います。ほんとすごい武器。彼女、これからヤバいですよ。注目ベーシストですね。
私もがんばらなあかんわ!と思った、そんな素敵な夜でした。

これから、身支度して長谷川朗さんと側島万友美ちゃんの結婚パーティーいかなあかんのにブログ書いてしまって時間まにあうかな!息子が朝寝をしている隙に、ずっと書きたかったことを書きました。

朗さん、まーちゃん、ご結婚おめでとう☆☆

さ、支度してパーティーいかなあかんねん!!

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最近好きな詩

みなさん、こんにちは。
最近友人に教えてもらったポケット詩集を息子の寝る時間に読み聞かせているのですが
最近好きで毎日読んでるのが宮沢賢治の雨ニモマケズと、今回ご紹介します大岡信さんの虫の夢。


虫の夢  大岡信

「ころんで つちを なめたときは まずかったけど
 つちから うまれる やさいや はなには
 あまい つゆの すいどうかんが
 たくさん はしつて いるんだね」

 こどもよ
 きみのいうとおりだ
 武蔵野のはてに みろよ
 空気はカンカチのように揺れてるじゃないか
 冬の日ぐれは 土がくろく 深くみえるね
 おんがくよりもきらきら跳ねてたテントウムシ
 にごった水を拭きまわっていたミズスマシ
 カミキリムシ
 アリジゴク
 みんな静かにかえってしまった
 土の大きな地下室へ

 こどもよ
 きみはにんげんだから
 石をきづいて生きるときも
 忘れるな
 土のしたで眠っている虫けらたちの
 ときどきぴくりと動く足 夢のながいよだれかけを
 かれらだって夢をみるさ
 いろつきの 収穫の夢
 おんがくのような 水の夢

 きみはにんげんだから
 忘れるな
 植物にきよらかなあまい水を送っているのは
 にんげんではなく
 くろくしめった 味のない
 土であることを

 きみはにんげんなのだから


この詩を読み終えるといつも自分が住んでいた埼玉の冬を思い出します。
詩の中に「武蔵野のはてに」と出てくるからなのかと思っていたのですが、ちょっと違うようでした。
詩を読んで直感的に寒い冬の季節のどこというわけでもないのですが、黒い土や都心でない関東の独特の冬の匂いがリアルに思い出されるのです。「土がくろく ふかくみえるね」「くろくしめった土」から連想されるようです。

土によく触れていたのは子どもの頃のはずなのに、何故社会人生活を送っていた埼玉なのかというと
関西の土はそれほど黒くないからなのかなと思います。
関東ローム層のため、埼玉の土は関西よりも深く黒いのかな。調べてないから分かりませんが、たぶんそうなのかなと。。。

過ぎ去ってしまった夏を形容する虫達の表現や夢の描写がふわっと懐かしさを呼び起こす言い回しで、とても好きです。
でも今は冬なんだな、、ってのがまた切なくないですか?
そして何よりも、宇宙愛に満ちていてこどもに語るようにうたっているのも心が温かくなりませんか?

声に出して読めば読む程好きになった詩でした。